総括
その他 | 2010.01.05 Tuesday 00:08
今年度から、正式に大阪歯科大学ラグビー部をコーチングさせて頂いております、森靖章と申します。
OBや関係者の方々で、お見知りおきの無い方もいらっしゃるかと存じますが、以後お見知りおき下さい。
私の様なつたない指導者ですが、このラグビー部と思いを共にし、戦う一員として全力で取り組んで参りますが
何分、私も平日は自分の仕事も抱えておりますので、その辺りはご容赦下さい。
さて、早速ですが昨年度の総括として私なりの締めくくりをさせて頂きます。
2009年度のデンタル大会 12月29日に愛知学院大学歯学部に敗れた試合、私は悔しくて見直せないでいました。
09シーズンをきちんと終わらせるためには、しっかりとこの試合の記憶と記録を辿り、
シーズンの総括をしないといけないと思っていた。そうこうしているうちにもう新年を迎えてしまいました。
新しいチームがすぐに始動する。
しかし、私の08-09 シーズンはまだ終わっていなかった。そして、あの試合を振り返らないと、09-10シーズンについて書くことはできないと思った。
自滅での完敗。それがあの試合の客観的な評価だし、現場で観た私の印象もそうだった。
しかし改めて思い返してみると、確かに意図の見えない戦い方だったのは間違いないのだが、ゲームリーダーだけにその責任を負わせるのもまた間違いであると思う。
セットプレーでは、互角以上。というのはわかる。しかし、前半戦の最終に自陣ゴール5mでのFWの攻防で見事に守り抜きトライを許さなかったのは大きい。
それは今シーズンのファイト導入と昨年度からの積み重ねたチームの実力だったと思えた。
しかし、それでも後半FWのディフェンスのねばりが切れて、ラックからハーフのサイドアタックで、ゴールラインを破られたのはショックだった。
試合を通して、個々には春からの練習で得たパワーフットを意識した素晴らしいタックルは見れたものの、
チーム的には前半の終盤で見せたDFの様な感動的なディフェンスはほとんど見られなかった。
敗れた試合での、ある程度の自分の中での納得のさせ方として、FWがなんとか踏ん張ればバックスで勝てる、と思う傾向にあるが、
バックスも然り、チームとして空回っていた。
ただ、大歯がこのリーグ戦を通して、愛学歯学部や九歯大にまったく敵わないとは思わない。
このシーズンで大きな差がついたもうひとつの要因は、コンディショニングの差だったようにも思う。
選手の健康管理、大歯はシーズンに入ってからケガ人続出という状況だった。
個々のフィットネスをあげるのに、筋力トレーニングの管理をしなかったのもケガの元に繋がったのではと、今になって後悔している。
シーズン終盤になれば、どんな選手も100%のコンディションでいることなど不可能なのかもしれないが、うちのコンディションの悪さは出場チームでも抜けていたように思う。
チームの管理能力の低さも改善するべきだが、今シーズンはインフルエンザや選手達の試験の成績による関係で、
春から夏にかけてグラウンドでフルに練習できなかったことや、練習相手の居ないうちは合同練習を増やして実践での経験値を積ませなくてはいけなかった。
それがシーズン終盤になって、試合中に顕著に現れた様に思う。
しんどい時にこそ冷静に判断しなければいけないという、体力や状況的に厳しい時に、瞬間だけの状況ではなく2歩も3歩も先の未来を見越した上で
戦略を考えながらプレーをしなくてはいけない。
ゲームリーダー陣にも、他の選手達にも、もっと実践の経験値を積ませてやらなければいけなかった。
昨シーズンの最終くらいまで、FWのサイドDFもファイトも、かなり強化が出来ていたという印象だった。関西リーグ戦中にも、FWが圧倒されることはなかった。
試合の序盤に劣勢であっても、時間を経るごとに修正して終盤には相手を上回っているというような試合もあった。
BKに関しても、相手の動きから、一回一回の相手DFラインのギャップや穴を見つけ、そこを狙える冷静さも身につき、
個々のランニングスキルやパス能力も確実に上がった。
何より、クラッシュする時のアングルチェンジや、FWも入れたチームの展開力は数段のレベルアップが出来た。
それは、また来シーズンに実力として積み重ねる事が出来たのではと思うが、今シーズンにはやりたいことを多く残してシーズンインしてしまった。
次のレギュラーシーズン開幕まで、時間はたっぷりある。悔いのないよう良い準備をして次回のデンタルの開幕を迎えたい。
そして、大歯ラグビー部としての大きな問題がひとつ残っている。
それは、部員の確保の問題だ。これを今年度はクリアして、部員を補充して最低限の試合が出来る人数までは確保したい。
シーズンに入る直前になって、他の部活からの応援だけでは乗り切れない事態になっているのは明白である。
来年度は部員集めから始まる、まさにゼロスタートからの挑戦である。
最後に、昨年度の始まりに幹部を集めての長いミーティングで決めた目標やチームの目的はどうだったか?
目的はデンタルの優勝、これは未達成に終わった。
目標は、激しく楽しくリズム感のあるラグビーを目指す、これに関しては最後の打ち上げで耳にした「今年は新しいラグビーが出来て楽しかった」という声に
楽しくはクリア出来たのではと思えた。
激しくという点では、パワーフットとアングルチェンジの徹底で、昨年度よりコンタクトのレベルは確実に上がっていたのでクリア出来ていた。
リズム感という面では、満足のいく結果は出せていない。というか、チームの仕上がりがそこまでいっていなかったので、練習にそれを取り入れる事が
出来なかった。リズムという面では、最終のデンタル大会での平均のボール配給時間が、一人目の選手がコンタクトしてから、約3.5〜5.0秒。
求めているのは、2.0〜3.0秒と、大きな差がある。これには、次の指示が出るまでの待ち時間や、オーバーの精度、FWの無駄に多いサイドアタックと
BKのラックに巻き込まれてからの抜け出す技術や意識の差で、時間が掛かっている。
選手は、DFよATを繰り返し、常に立場が入れ替わるラグビーの特性を理解したラックの形成に至る概念を把握させられなかったので、リズム感は正直悪かった。
こうして振り返ると、一昨年前の埼玉での試合、昨年度の徳島での試合、優勝への想いが叶えられず悔しくて悔しくて・・・・・。
昨年も、仕事の関係で忙しくなってきているので、なかなか毎日のように通うのは難しいが、次こそは優勝旗を持って帰り
心地よい気持ちで年越しをしますので、皆様方の厚い応援を賜れれば幸いに存じます。
以上、昨年度の総括とさせて頂きます。
大阪歯科大学ラグビー部
コーチ
森 靖章
OBや関係者の方々で、お見知りおきの無い方もいらっしゃるかと存じますが、以後お見知りおき下さい。
私の様なつたない指導者ですが、このラグビー部と思いを共にし、戦う一員として全力で取り組んで参りますが
何分、私も平日は自分の仕事も抱えておりますので、その辺りはご容赦下さい。
さて、早速ですが昨年度の総括として私なりの締めくくりをさせて頂きます。
2009年度のデンタル大会 12月29日に愛知学院大学歯学部に敗れた試合、私は悔しくて見直せないでいました。
09シーズンをきちんと終わらせるためには、しっかりとこの試合の記憶と記録を辿り、
シーズンの総括をしないといけないと思っていた。そうこうしているうちにもう新年を迎えてしまいました。
新しいチームがすぐに始動する。
しかし、私の08-09 シーズンはまだ終わっていなかった。そして、あの試合を振り返らないと、09-10シーズンについて書くことはできないと思った。
自滅での完敗。それがあの試合の客観的な評価だし、現場で観た私の印象もそうだった。
しかし改めて思い返してみると、確かに意図の見えない戦い方だったのは間違いないのだが、ゲームリーダーだけにその責任を負わせるのもまた間違いであると思う。
セットプレーでは、互角以上。というのはわかる。しかし、前半戦の最終に自陣ゴール5mでのFWの攻防で見事に守り抜きトライを許さなかったのは大きい。
それは今シーズンのファイト導入と昨年度からの積み重ねたチームの実力だったと思えた。
しかし、それでも後半FWのディフェンスのねばりが切れて、ラックからハーフのサイドアタックで、ゴールラインを破られたのはショックだった。
試合を通して、個々には春からの練習で得たパワーフットを意識した素晴らしいタックルは見れたものの、
チーム的には前半の終盤で見せたDFの様な感動的なディフェンスはほとんど見られなかった。
敗れた試合での、ある程度の自分の中での納得のさせ方として、FWがなんとか踏ん張ればバックスで勝てる、と思う傾向にあるが、
バックスも然り、チームとして空回っていた。
ただ、大歯がこのリーグ戦を通して、愛学歯学部や九歯大にまったく敵わないとは思わない。
このシーズンで大きな差がついたもうひとつの要因は、コンディショニングの差だったようにも思う。
選手の健康管理、大歯はシーズンに入ってからケガ人続出という状況だった。
個々のフィットネスをあげるのに、筋力トレーニングの管理をしなかったのもケガの元に繋がったのではと、今になって後悔している。
シーズン終盤になれば、どんな選手も100%のコンディションでいることなど不可能なのかもしれないが、うちのコンディションの悪さは出場チームでも抜けていたように思う。
チームの管理能力の低さも改善するべきだが、今シーズンはインフルエンザや選手達の試験の成績による関係で、
春から夏にかけてグラウンドでフルに練習できなかったことや、練習相手の居ないうちは合同練習を増やして実践での経験値を積ませなくてはいけなかった。
それがシーズン終盤になって、試合中に顕著に現れた様に思う。
しんどい時にこそ冷静に判断しなければいけないという、体力や状況的に厳しい時に、瞬間だけの状況ではなく2歩も3歩も先の未来を見越した上で
戦略を考えながらプレーをしなくてはいけない。
ゲームリーダー陣にも、他の選手達にも、もっと実践の経験値を積ませてやらなければいけなかった。
昨シーズンの最終くらいまで、FWのサイドDFもファイトも、かなり強化が出来ていたという印象だった。関西リーグ戦中にも、FWが圧倒されることはなかった。
試合の序盤に劣勢であっても、時間を経るごとに修正して終盤には相手を上回っているというような試合もあった。
BKに関しても、相手の動きから、一回一回の相手DFラインのギャップや穴を見つけ、そこを狙える冷静さも身につき、
個々のランニングスキルやパス能力も確実に上がった。
何より、クラッシュする時のアングルチェンジや、FWも入れたチームの展開力は数段のレベルアップが出来た。
それは、また来シーズンに実力として積み重ねる事が出来たのではと思うが、今シーズンにはやりたいことを多く残してシーズンインしてしまった。
次のレギュラーシーズン開幕まで、時間はたっぷりある。悔いのないよう良い準備をして次回のデンタルの開幕を迎えたい。
そして、大歯ラグビー部としての大きな問題がひとつ残っている。
それは、部員の確保の問題だ。これを今年度はクリアして、部員を補充して最低限の試合が出来る人数までは確保したい。
シーズンに入る直前になって、他の部活からの応援だけでは乗り切れない事態になっているのは明白である。
来年度は部員集めから始まる、まさにゼロスタートからの挑戦である。
最後に、昨年度の始まりに幹部を集めての長いミーティングで決めた目標やチームの目的はどうだったか?
目的はデンタルの優勝、これは未達成に終わった。
目標は、激しく楽しくリズム感のあるラグビーを目指す、これに関しては最後の打ち上げで耳にした「今年は新しいラグビーが出来て楽しかった」という声に
楽しくはクリア出来たのではと思えた。
激しくという点では、パワーフットとアングルチェンジの徹底で、昨年度よりコンタクトのレベルは確実に上がっていたのでクリア出来ていた。
リズム感という面では、満足のいく結果は出せていない。というか、チームの仕上がりがそこまでいっていなかったので、練習にそれを取り入れる事が
出来なかった。リズムという面では、最終のデンタル大会での平均のボール配給時間が、一人目の選手がコンタクトしてから、約3.5〜5.0秒。
求めているのは、2.0〜3.0秒と、大きな差がある。これには、次の指示が出るまでの待ち時間や、オーバーの精度、FWの無駄に多いサイドアタックと
BKのラックに巻き込まれてからの抜け出す技術や意識の差で、時間が掛かっている。
選手は、DFよATを繰り返し、常に立場が入れ替わるラグビーの特性を理解したラックの形成に至る概念を把握させられなかったので、リズム感は正直悪かった。
こうして振り返ると、一昨年前の埼玉での試合、昨年度の徳島での試合、優勝への想いが叶えられず悔しくて悔しくて・・・・・。
昨年も、仕事の関係で忙しくなってきているので、なかなか毎日のように通うのは難しいが、次こそは優勝旗を持って帰り
心地よい気持ちで年越しをしますので、皆様方の厚い応援を賜れれば幸いに存じます。
以上、昨年度の総括とさせて頂きます。
大阪歯科大学ラグビー部
コーチ
森 靖章
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